3シリーズ セダン、国内にディーゼルモデル導入|BMW
BMW 320d BluePerformance|ビー・エム・ダブリュー 320d ブルーパフォーマンス
BMW クリーンディーゼル第2弾
3シリーズ セダンにディーゼルモデル導入
ビー・エム・ダブリューは、中核モデルである「3シリーズ セダン」にクリーンディーゼルモデル「320d BluePerformance(ブルーパフォーマンス)」を国内導入、22日より受注を開始する。納車は9月から。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
ハイパフォーマンス クリーンディーゼル
BMW 320d BluePerformanceは、2リッター ツインパワー ターボ ディーゼルを搭載し、最高出力はガソリンモデルの320iとほぼおなじ135kW(184ps)/4,000rpmながらも、最大トルクは328iを上まわる380Nm(38.7kgm)/1,750-2,750rpm を発揮する。
BMWが「BluePerformanceテクノロジー」とよぶ一連の技術には、黒煙やすすの主成分である排出ガス中の粒子状物質をフィルターに吸着させる「DPF(粒子状物質除去フィルター)」、排出ガス中のNOx(窒素酸化物)を触媒内に一時的に吸蔵したあとに、水・窒素・二酸化炭素に還元し排出する「NOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒」などが搭載されており、従来の“黒鉛を吐き出すディーゼルのイメージ”とはかけ離れた、クリーンな排気を実現している。
さらに、可変ジオメトリー・ターボチャージャー、ブレーキ・エネルギー回生システム、8段化されたAT、エンジン・オート・スタート/ストップ機能、ECO PROモードといった、ほかのBMWモデルでも搭載されているエコロジー技術を採用し、燃費はJC08モードで19.4km/ℓだ。
価格はガソリンモデル比 +20万円から
ラインナップはほかの3シリーズ同様、ベーシックな320dにくわえ、デザインラインとして設定されるSport、Modern、Luxuryの3ライン、それにM Sportをくわえた5つから構成される。価格は、もっともベーシックな「320d Blue Performance」が470万円となり、320i(8AT)の450万円にくらべて20万円高。このほか、「Sport」「Modern」「Luxury」の各ラインが490万円、「M Sport」が514万円。すべて8段オートマチック、右ハンドルのみの設定。
320d Blue Performanceは、エコカー減税対象モデル(自動車取得税および重量税が100パーセント減税)であるうえ、経済産業省が推進する「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」の対象ともなり、最大9万円の補助金が受けられる。
ビー・エム・ダブリューでは、この3シリーズセダン導入をクリーンディーゼル「X5 35d BluePerformance」につづく第2弾と位置づけ、今後、5シリーズや3シリーズ ツーリングなど順次対象モデルを拡大してゆくという。
BMW 320d Blue Performance|ビー・エム・ダブリュー 320d ブルーパフォーマンス
車両寸法|全長4,625×全幅1,800×全高1,440 mm
ホイールベース|2,810mm
トレッド(前/後)|1,530/1,570mm
最低地上高|140mm
車両重量|1,550kg
トランク容量|480リッター
エンジン|2リッター直列4気筒 DOHCターボ付きディーゼル
最高出力|135kW(184ps)/5,000rpm
最大トルク|380Nm(38.7kgm)/1,750-2,750rpm
トランスミッション|8段AT
駆動|後輪駆動
燃費|19.4km/ℓ
CO2排出量|117g/km ※本国数値
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